この秋の連休を世の中ではシルバーウィークと呼び、SWと略すようだ。
こうして書くにつけ「私の“世の中”も日本程度のものであったか」とくすりとする。
その“世の中”では、「休日とはいえ寝坊も2時間までに」とか「寝間着でダラダラしない」ということが、充実した平日につながる休日であるようだ。
あまつさえ、そのような休日を過ごそうものなら「平日の働き方が悪いから平日を見なおす必要がある」などと説教をもらってしまう。なんとも生きにくい“世の中”である。
しかし、どうしたことだろうか。
私の環境では休日に昼まで寝腐っていようが、寝間着で一日中過ごそうが、誰の機嫌を損ねることもない。
あるとすれば、「この休みを無駄にしてしまった」と私がちょっと思ってしまうことぐらいだろうか。
平日に積み上げた疲労を休日の自堕落で解消ができるのであれば、それはいい休日の過ごし方のひとつではないだろうか。
そういえば、私の知っている“世の中”もコッソリこんなことをいっていた。
「“今日は一日中ゴロゴロしているぞ”と決めてゴロゴロしているのであればそれはいい休日だ。」
なんてことはない。
私が自分で決めて「これでいいのだ」と思っているのであれば、それは精神衛生上何の問題もないし、身体が欲していることだから必要な休養なのだ。
さあ、ゴロゴロしよう！
