ケの日とハレの日

ケとは普通であり、ハレは特別である。日常と非日常とでもいうのだろうか。

毎日、贅沢三昧をしていると、それは日常となり、ありがたみもなくなってくる。幸福感も薄れてくるものである。

いつもは栄養バランスがとれていながらも質素な食事をいただき、たまに味重視のごちそうをいただく。

食事だけでなく、洋服もお風呂の入浴剤なども、普段使いとここぞというときの特別を用意しておくとワクワクがあっていい。

勝負に出る前に「特別」を演出すると人生にも興が乗るというものだろう。

毎日が「特別」であってはいけない。

常日頃は質実剛健であって、特別なときには惜しむこと無く、パッとやる。

そういうのが、粋というものなのだろうなと思うこの頃である。歳は取ったがまだまだ知らないことばかりだ。

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